2021年05月29日
社葬を開くのは、会社に対して多大な業績を残した方が亡くなった時になります。故人が会社に残した業績を、残された社員が讃えながら、社員の意思統一を目指していきます。一般葬とは違い、会社で行なう葬儀の場合には、施主を会社が行なう形になります。
葬儀を行なう式場の手配、祭壇を祀るための費用を、会社側で負担していく形を取ります。喪主は、一般葬と同じ様に故人の親族が行っていきます。会社を上げて行なう葬式ですから、故人の親族に費用の負担を与え無いことを心がけ、葬儀を進めていきます。
社葬は会社を上げた行事という側面もあります。大きな組織の場合には、社員同士が面識を持つ機会が少ないことも珍しくありません。会社を上げて行なう葬儀という場を活用して、情報交換や親睦を深めていく目的も、社葬には含まれます。
葬儀を進めるにあたっては、故人にゆかりのあるメンバーを中心に、事前に委員会を構成します。会場選びから、式の段取り、葬儀に費やす費用や来場者の招聘などを、委員会が取りまとめていきます。会社で行なう葬儀の場合には、損金という形で計上することも出来ます。
会社を運営するための経費として、葬儀を開催することが可能となっています。