2017年11月10日
最近終活という言葉をよく耳にするようになり、定着しつつあります。直接的な意味は、人生の終わりのための活動で、それを略した言葉です。高齢化が進展するにつれ、経済的にも厳しくなりますので、自身の死後に不安を覚える人も少なくありません。
そこで、人生の終わりが近づくにつれ、自分の身の回りの整理を行うことで、心配していることを整理し、家族に迷惑をかけないで済ませることができます。特に、現実的な問題となる、葬儀のことや相続などについて、あらかじめ整理しておき、これを基に遺言を作成することもできます。
このとき役に立つのがエンディングノートです。もしもの時には、こういう葬儀をやって欲しい、こういう人に来て欲しいとか、身の回りの品や財産の所在を明らかにしておくことで、自分自身の整理もつきますし、家族も困らなくて済みます。ただ、エンディングノートには法的な拘束力はありませんので、重要なことは遺言にしておく必要があります。