僕の密葬についてについての独り言DIARY

2018年08月20日

天台宗の葬儀が有している主な特徴

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天台宗については、比叡山延暦寺を開創したことによって知られている最澄を開祖としている宗派のひとつです。宗派の名に覚えが無くても、比叡山延暦寺は知っているという方も多いかもしれません。こちらの宗派の葬儀においては、顕教法要、例時作法さらに密教法要の3つが重んじられています。

これに関して、天台宗は仏の教えそのものが顕教及び密教に分けられるためです。顕教と言いますのは、衆生の性質に従って、仏が把握しやすく説いた教えを意味しています。それに加えて密教は、真理自体を示す秘密の教えを意味します。

その為顕教及び密教では、法要においての儀礼の手法が違ってきます。顕教法要においては、法華経を唱えて、日頃の懺悔をすることになります。天台宗の教えにおいては、全ての方は仏性を宿します。この仏性を高くするため、懺悔を実施します。

例時作法においては、お経を唱えて、没後極楽へたどり着くことができることを祈願することになります。さらに唱えることを通して、極楽の如くこの世も魅力的な世界に変えるという願いも盛り込まれています。一方で 密教法要においては、多種多様な印を結んで、真言を唱え故人を供養することになります。これによって、極楽へと導かれる事を祈ります。